測定事業(住宅の気密測定・VOC測定)

気密測定

気密測定で「快適さ」「健康的」「省エネルギー」「耐久性」の家(次世代住宅)

次世代省エネ基準 = 「快適さ」「健康的」「省エネルギー」「耐久性」

次世代省エネ基準は、住まいの省エネルギー性を高めるための基準ですが、視野を広げれば「快適さ」「健康的」「省エネルギー」「耐久性」の4つのキーワードで表される、質の高い住まいを建てることが主な目的となっています。

そのための手段として従来よりも一段と高い断熱気密性が求められているのであり、断熱気密以外にもさまざまな工夫を推奨していることが特徴です。つまり住まいづくりの知恵を総結集してより質の高い住環境を実現していこうというものです。

気密測定を行って、次世代住宅に

住まいの隙間を調べ、気密工事が問題なく施工されているかどうかを調査します。

折角建てた家に隙間が多い場合、一般的なイメージとは逆に炭酸ガスなどの汚染空気が上手く排出されず、滞留してしまうケースがあります。このような場合、室内の空気をいい状態に保つためのコントロールが出来ません。
建築基準法において、ほぼ全ての住宅に換気装置の設置が義務化された今、計画的な換気が全ての住宅に求められていることになります。

家の隙間を極力なくす事(=気密化)は、計画換気を行う際においては最重要課題となります。隙間が多いと排気口近くの隙間から外気が侵入し、その空気をまた排出するだけの繰り返しという状況に陥ってしまいます。このような状態はショートサーキット現象といわれ、正常な換気が行われず電気の無駄使いであるとされています。

また、冬期には、室内の暖められた空気が隙間から流出してしまいエネルギー消費も過大となります。 快適な暮らしを支えるのは、普段あまり気付かない部分であると考えられます。

気密測定の時期

1. 建物の施工途中の測定

気密断熱工事が終わり、サッシが入った状態であれば、測定できます。この段階での測定は、施工ムラを未然に防ぐために有用です。測定時に目立った隙間を発見することができた場合、比較的容易に修正することができます。そのため、この時期に行われるケースが多いです。

2. 建物完成時の測定

本来の住宅性能を求める為の測定であると言えます。但し、規定以上の隙間が測定された場合、修正が非常に困難になります。

気密測定の意味

現在、多数の気密断熱工法が存在し、相当隙間面積(Q値)の数値規定も様々です。
なぜ数値目標を掲げるのか・・・

計画的な換気の実現から、結露の防止といった対策には、隙間を少なくすることはとても大切です。ある一定以上の性能の確保が約束されていないと、気密性能にバラツキができてしまい性能を保持できないからです。
相当隙間面積=住宅の床面積1㎠あたり何㎠の隙間があるかという意味数値の表し方は、次世代省エネ基準Ⅰ・Ⅱ地区基準を例にとると、2㎠/㎡以下となっており、1㎠あたり2㎠の隙間より少なくしなさいという基準になります。この数値が少ないほど、気密性が高いという意味になります。

測定方法

測定器を設置する窓やドア(外に面した)を選定し、気密シート・テープ等で空気が漏れないように目張りをし、換気口・給排水配管などの穴は、テープで塞ぎます。基本的には測定器のファンにより建物内の空気を外に排出し、内外の圧力差によって外から侵入する空気の量等から隙間を調べます。測定にかかる時間は、およそ1~2時間になります。

必要書類等

  1. 建物図面・・・平面図・立面図・矩計図
  2. 案内図(住所を記入したもの)
  3. 工法の種類
  4. 建築主様名
  5. 測定希望時期

後日測定結果報告書を2部提出いたします。

気密測定登録

事業者登録 第1005 株式会社 福島商店

技能者登録
第1101-251 福島 丘泰
第1101-250 福島 宏
第1101-249 狩野 和昭

住宅VOC測定〜シックハウス

シックハウスとは

室内に入ると目やのどの異変・頭痛やめまい、身体の痒みや湿疹・疲労・・・

シックハウス症候群とは家やビルや学校およびリフォーム後に室内に入ると目やのどの異変・頭痛やめまい、身体の痒みや湿疹・疲労などを発症する現象のことをいう。内装材に使用されている建材中の化学物質が室内に放散することで、室内の空気が化学物質に汚染され、いろいろな体調不良を引き起こす。ただし、この症状があるからといってシックハウス症候群だと決め付けることは難しく、本人の体質遺伝や今までの生活環境なども無視することは出来ません。
症状の発生メカニズムについても未解決な部分も多くあり、複合要因が考えられることから多種化学物質過敏症ともいわれ、治療方法も未解決な部分が多いが数年前よりかなり進んできているようだ。 日本ではシックハウスが一般化しているが、シックビルディングの用語であり、シックスクールなども問題化されている。

シックハウス症候群が急増。安易に工事を依頼するのは危険です。

業者、住み手の意識改革必要

日建新聞の中で渡辺一彦院長は医療の立場から「シックハウス症候群」「化学物質過敏症」について次のように述べている。「シックハウス症候群」は1990年代後半から急激に増加しており、潜在的な患者は数は未知数。「健康被害で重要なポイントは特定の物質に反応を始めると、他の物質に拡大する傾向があり、低濃度でも反応するようになる」とVOC(揮発性化学物質)が他の健康被害の引き金になる可能性が大きいと警鐘を鳴らす。「シックハウス症候群」の症状は3つに分かれる。

  1. アトピー性皮膚炎や喘息、鼻炎、結膜炎などのアレルギー疾患
  2. 「目」がチカチカする、「喉がヒリヒリする」など局所の粘膜が刺激される症状
  3. 頭痛やめまい、倦怠感、施工能力の低下などの更年期障害や自律シンケン失調症

※ 体内への進入ルートとしては・・・

  1. 吸入ルート
  2. 経皮(皮膚)ルート
  3. 経費(飲食)ルート

さらに吸入ルートを経由し、大脳辺線を刺激することがある。大脳辺線系は不安や快・不快など情緒を司る場所。特定物質の刺激による症状が繰り返し行われることで反応は強化され、「パブロフの反射」的な現象が人体で起こっている可能性もあるとする。

住む側も認識しなければならないと住み手の意識改革も必要としている。「北海道アトピー環境研究会」では、多くの住宅を調査。計測例の過半数は厚生労働省のガイドラインをクリア、その取り組みを評価している。一方で「新築住宅やリフォーム後の住宅で被害が増えている」と知識不足の住宅業者が依然と多いことを指摘。さらに、「ガイドラインの値以下で発生するケースもあり、基準値に疑問を感じる」と基準値が絶対的な安全値にはならないと強調する。

原因となる物質

  1. ホルムアルデヒド :合板やパーティクルボード・中密度繊維板(MDF)などの建材や壁紙・接着剤・一部の防腐剤として使用されている。臭気が強くのど・目・皮膚などに症状がでる
  2. トルエン・キシレン・エチルベンゼン : 俗に言うシンナー類である有機溶剤として、接着剤・塗料・インキ・テープなどに使用されている。目・のどに刺激・ 神経系・頭痛などの症状がでる。
  3. スチレン :フローリーング材のUV塗装・ポリエステル合板などに含まれている。強い刺激臭がり頭痛や目の疲れ・中枢神経異常・皮膚炎などの症状がでる。
  4. p-クロロベンゼン :タンスの中に置く防虫剤や芳香剤や殺虫剤などに使用されている。目・皮膚・のど・肝臓機能低下などの症状が出る
  5. 有機リン系農薬 :床下の防腐剤・や防蟻剤あなどに使用されている事がある。化学物質による症状は個人により異なり、同じ症状でもシックハウス症候群ではないこともあります。不信に思ったらまず専門医に相談する事をおすすめすます。

シックハウスの原因となる物質は生活の中にあふれている。しかも、空気感染するという特徴をもっています。普段生活する住まいだけでなく、厳密に言えば外出先でも注意が必要となるのです。

化学物質濃度指針値

ホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)とよばれる化学物質が原因となっています。
どのくらいの濃度で症状があらわれるかは、個人差が非常に大きいため、「この濃度以下なら大丈夫」とは一概にいえませんが、厚生労働省が下記の物質について室内濃度指針値を示していますので、ひとつの目安とされるとよいでしょう。

化学物質名どこから発生するの?室内濃度指針値※
ホルムアルデヒド合板、接着剤、タバコの煙、石油・ガスを用いた暖房器具など100マイクロg/立方メートル(0.08ppm)
トルエン塗料・接着剤を使用した家具など260マイクロg/立方メートル(0.07ppm)
キシレン塗料・接着剤を使用した家具など870マイクロg/立方メートル(0.20ppm)
パラジクロロベンゼン衣類の防虫剤、トイレの芳香剤など240マイクロg/立方メートル(0.04ppm)
エチルベンゼン塗料・接着剤を使用した家具、燃料油など3800マイクロg/立方メートル(0.88ppm)
スチレン断熱材、畳の心材、浴室ユニットなど220マイクロg/立方メートル(0.05ppm)
クロルピリホス防蟻剤(シロアリ駆除剤)1マイクロg/立方メートル(0.07ppb)
但し、小児の場合は1/10
フタル酸-n-ブチル塗料、接着剤、顔料など220マイクロmg/立方メートル(0.02ppm)
テトラデカン灯油、塗料など330マイクロg/立方メートル(0.04ppm)
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル壁紙、床剤、電線被覆、各種フィルムなど120マイクロg/立方メートル(7.6ppb)
ダイアジノン殺虫剤0.29マイクロg/立方メートル(0.02ppb)
アセトアルデヒド接着剤、防腐剤48マイクロg/立方メートル(0.03ppm)
フェノブカルブ防蟻剤33マイクロg/立方メートル
(3.8ppb)
※両単位の換算は、25℃の場合による。

シックハウス対策・測定は住環境測定協会会員、(株)福島商店にお任せください

シックハウス対策・測定は、住環境測定協会の私たちにご相談・測定依頼などお申し込み下さい。

事業者登録 0000779 株式会社福島商店

住環境測定工 20041000002 福島丘泰

測定費用

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もっと詳しく知りたい方へ

  1. NPO法人 住環境測定協会ホームページ(当社の加盟している協会です)
  2. 直接お問い合わせ行う (メールでもお電話でも結構です)